シンプルがもたらす幸せ

輝くということ

  • 「深海に泳ぐ魚族のように自ら光らなければ何処にも光などない」
     
    これはわたしが最も尊敬する作家の大島渚さんの言葉です。
     
    人が輝くということは、他人が輝くために自ら光を放つことであり、自分が輝くための心がけは、人と自分を区別しないことに尽きると思います。
    これは、長い人生を生きて、わたしが得た最も尊い答えです。
     
    潜在意識は自分と他人の区別がつきません。だから他人の栄光を決して否定してはいけないのです。
     
    自分以外の誰かのために一生懸命になれる心を育てることは、もしかして私たち人間の生涯の課題なのかもしれません。それは、人の幸せを心から喜ぶことが自分自身が輝く唯一の方法だからです。
     
    ですが、輝きも、喜びも、他者に対する「愛」の形も人それぞれで、これが絶対に正しいという鉄則はありません。だから、難しいし、この難題を精一杯楽しめる自分にならないと。
     
    人に心を寄せて、心から誰かの幸せや成功を願える自分であり続けたいと願えば、目の前の出来事が全て学びになっていきます。
     
    日本には美しい四季があります。
     
    今の自分に何が起きていても、必ず季節は巡っているということを忘れずに、雨の日も、曇りの日も、正しい心がけをもつ自分を信じて、面白がって、心を伸ばしていきたいですね。

バックナンバー

三つの毒

今日は心のぶれ、苦悩を生み出す「三つの毒」についてのお話です。
①怒り・・・不満の心
②欲や期待・・・求めすぎる心
③妄想・・・疑惑心や不安、心配する心
 
これらを仏教では「三毒」と呼び、人の心のぶれ、苦しみの源と考えられています。そして仏教が教える最高の知恵は、「気づくこと」であり、禅の修業では静けさのなかで、自分の心の内面をひたすら見つめるのだそうです。
わたしたちは生きている限り、悩みや不安がつきものです。
仏教の教えどおり「三毒」を手放せばきっと楽になることでしょう。でも果たして「欲」「怒り」「妄想」が100%無くなれば人は本当に幸せになれるのでしょうか?
心が揺れたり、時に自分を見失ったり、人生とはそれの繰り返しです。これはわたしの持論ですが、人は最悪の状態のときに自分の心の声を聴いて、気持ちを奮立たせて立ち上がってこそ、成長の一歩が踏み出せるのではないでしょうか。
そして人生とは小さなプレッシャーを楽しみながら、何かに向かってチャレンジしていくこと。何事もそれ一色に染まらずに、
 
闇の中のわずかな光に感謝をし、正しい努力をするための欲をもつ。「三毒」を意識しながら、求めすぎず、怒りすぎず、心配もほどほどに・・・これを実践す自分の志にぶれはなかったか?(これはわたしが生きるための心がけです)
 
まだ神仏になっていない現代社会に生きなければならないわたし達は、自分がぶれそうになったときに立ち戻れる心がけをもつことです。そして1日一回、深呼吸をして静かに自分の内面を見つめる時間を大切にしながら「毒」を楽しむ抗体を育んでいきたいものですね。